「iPhone XR販売好調の予測は変えない」アナリストが強気の姿勢
iPhone XRは、予約受付開始から約半日の時点で、多くのカラーと容量が発売日の10月26日に配送可能と案内されています。Apple情報に詳しいアナリストは、iPhone XRの販売好調との予測を変えるつもりはない、と強気の姿勢を維持しています。
iPhone XR多くが発売日受取り可能に驚き
日本時間10月19日の16時01分のiPhone XR予約開始から半日ほど経過した時点で、Appleのオンラインストアでは、多くのカラーと容量が発売日である10月26日に受け取り可能となっています。
Apple関連情報に詳しいLoup Venturesのアナリスト、ジーン・ミュンスター氏は、一部のモデルを除いて発売日に入手可能となっていることに状況に「驚いた」と述べています。
配送日からの需要予測にはリスクも
9月に発売されたiPhone XS/XS Maxは、モデルによっては予約受付開始直後に配送まで2〜3週間待ちになっていました。
また、昨年のiPhone Xは予約受付開始の数時間後、配送まで5〜6週間待ちになっています。
ただしミュンスター氏は、Appleが製品の製造台数を公表していないため、配送予定時期から需要を推定するのはリスクを伴う、とも指摘しています。
iPhone XR販売好調の予測に変更なし
iPhone XRの予約受付開始直後の状況は、販売がスロースタートとなる可能性を示していますが、現時点でミュンスター氏はiPhone XRがヒットするとの予測を変えるつもりはない、と断言しています。
ミュンスター氏は、iPhone XRはAppleの2019会計年度の販売台数において38%を占めると予測しています。
ただし、10月26日のiPhone XR発売日に店舗の前に並ぶ購入者の列が、9月のiPhone XS/XS Max発売の時よりも短ければ予測を見直すことになる、ともコメントしています。
より高価なiPhone XS/XS Maxと同じ高性能なA12プロセッサ、顔認証のFace ID、フルスクリーンデザインが利用できるiPhone XRに魅力を感じる消費者は多い、というのがミュンスター氏の強気の予測の根拠です。
iPhoneシリーズの販売に強気の予測
Loup Venturesは、2019会計年度のiPhone販売台数の伸び率を、ウォール街の平均である1%よりも高い、3%と予測しています。
また、iPhoneシリーズの平均販売単価は791ドル(約89,000円)になると見積もっており、こちらもウォール街の平均値770ドル(約86,700円)よりも高い予測です。
Source:Loup Ventures via AppleInsider
(hato)