iPhone XS/XS Max、現時点までの販売台数シェアはほぼ同じ〜CIRP

    Apple iPhone XS ゴールド

    Apple iPhone XS ゴールド
     
    現時点までのiPhone XS/XS Maxの売上は堅調で、iPhone XSとiPhone XS Maxの販売台数はほぼ並んでいることが、調査会社CIRPの調べで明らかになりました。

    iPhone XS/XS Maxのシェアはどちらも8%に

    Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)によれば、AppleがiPhone XS/XS Maxを発売した四半期(2018年7−9月)における、アメリカでのiPhoneの機種別シェアはiPhone XSが8%、iPhone XS Maxも8%でした。
     
    同四半期において最も販売台数が多かったのはiPhone8 Plusで17%、次がiPhone8で16%となっています。iPhone Xのシェアは14%でした。
     

    昨年のiPhone8/8 Plusの初動と似ている

    Appleは今年は高額なiPhone XS/XS Maxをこの四半期末に発売しましたが、昨年は最も高額なiPhone Xを次の四半期に発売しています。そのため2017年7−9月は7モデルだったのが、2018年7−9月は10モデルが棒グラフに並ぶ結果となっています。単純に比較するのは難しいものの、CIRPは「今年のiPhone XS/XS Maxの発売当初の動きは、昨年のiPhone8/8 Plusの発売当初のものとよく似ている」と述べています。

    US-WARPが大幅に上昇


     
    またCIRPは機種別シェアから、米加重平均小売価格(US Weighted Average Retail Price、US-WARP)と、平均販売価格(ASP)を算出しています。ASPが海外での売上や卸割引、その他値引きなどを含めて計算されているのに対し、US-WARPはASPを追跡、予測した数字であるため、両者の数値は若干異なります。
     
    CIRPは2018年7−9月のiPhoneのUS-WARPを796ドル(約89,300円)と計算しており、これは前年同期の2017年7−9月の705ドル(約79,100円)、前四半期である2018年6−8月の751ドル(約84,200円)を上回る、過去最高記録となりました。US-WARPの著しい上昇はASPの上昇も意味すると同社は説明しています。
     
    前年同期に比べこの四半期のUS-WARPが大幅に上昇したのは、昨年は高額なiPhone Xの発売が次の四半期に持ち越されたのに対し、今年は9月にiPhone XS/XS Maxが発売されたためであり、次の四半期(10-12月)は本日予約開始26日発売となるiPhone XRにより、US-WARPは若干下がる可能性がある、とCIRPは分析しています。
     
    CIRPのデータは、調査期間中にApple製品を購入したアメリカ在住の消費者500人の購入データに基づくものです。

     
     
    Source:CIRP(PDF) via 24/7 Wall St
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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