iPhone XS MaxとGoogle Pixel 3 XL、カメラ性能を比較した動画
Googleが発表した新型スマートフォンPixel 3 XLと、AppleのiPhone XS Maxのカメラ性能を比較した動画を、米メディアMacRumorsが公開しました。
カメラ性能に注力したPixelシリーズ
GoogleのPixelシリーズは、カメラ性能に力を注いでいるのが特徴です。昨年はカメラ情報の専門メディアDxOMarkのカメラ性能比較で、Pixel 2がiPhone Xを上回ったことも話題となりました。
iPhone XS/XS Maxは、標準と広角それぞれに1,200万画素のカメラを搭載しているのが特徴で、2倍までの望遠撮影なら、光学ズームが利用できるiPhone XS/XS Maxが画質では有利です。
一方、Googleが発表し、日本でも大手キャリアから発売されるPixel 3 XLのカメラは1,200万画素のシングルカメラですが、人工知能(AI)を活用したソフトウェアによる画像処理で、きれいな写真が撮影できるのが特徴です。
自然な色調のiPhone、鮮やかさが特徴のPixel
逆光のスタジアムを撮影した写真を比較するとiPhone XS Maxで撮った写真は、明るい空が白飛びせず、客席もきれいに映っています。
通常の撮影では、iPhone XS/XS Maxは自然な色調で撮影できるのが特徴である一方、Pixel 3 XLは、色合いを強調しメリハリを効かせた、鮮やかで派手な絵作りが得意な傾向があるようです。
ポートレートモードはPixel 3XLに軍配
iPhone XS MaxとPixel 3 XLのどちらも、背景をぼかして被写体を印象的に見せるポートレートモードが利用可能です。
MacRumorsが比較した結果では、Pixel 3 XLの方が被写体の境界線を正確に認識し、ボケさせる部分とそうでない部分をしっかり識別できていた、とのことです。
例えば、並んだビール瓶を撮影した以下の写真では、Pixel 3 XLでは瓶と背景をしっかり識別できているのに対し、iPhone XS Maxでは瓶の一部が背景に溶け込んでしまっています。
Pixel 3 XLのセルフィーは広角撮影が特徴
セルフィー撮影は、どちらも背景をぼかすポートレートセルフィーが利用可能ですが、Pixel 3 XLのフロントカメラは、大人数や背景と一緒のセルフィー撮影に便利な広角撮影が可能です。
またPixel 3 XLのセルフィー撮影では、自動で連写し、被写体が誰も目をつぶっていない写真を自動で選択してくれる「トップショット機能」が利用可能です。
暗くても鮮やかに撮れる場面の多いPixel 3 XL
暗所撮影では、iPhone XS MaxよりもPixel 3 XLの方が、ノイズが目立つ場面もあるものの、全体的に鮮やかできれいな写真が撮影できる傾向にあります。
なお、暗い場所での動画撮影でも、Pixel 3 XLは映像が明るく記録される傾向があります。
一方、iPhone XS/XS Maxでは、動画の音声をステレオで録音できるため、臨場感ある音声を記録可能です。
どちらのカメラも素晴らしい
一連の比較を紹介したMacRumorsは、どちらのカメラもそれぞれに特徴があり甲乙付けがたいので、最終的にはユーザーの好みで選ぶのが良いだろう、とコメントしています。
MacRumorsによる比較動画はこちらからご覧ください。
Source:MacRumors
(hato)