iOSへの忠誠度はAndroidに迫りつつある〜過去最高値に


 
Appleが提供するiOSへのユーザーのロイヤルティ(忠誠心)は過去2年間で高まっており、GoogleのAndroidとの差をさらに埋めていることが明らかになりました。

両者の差はもうほとんどない?

Consumer Intelligence Research Partners(CIRP)の調査データによれば、iOSのブランド忠誠度は2018年第3四半期(7-9月)時点で89%に達していたことがわかっています。同時期のAndroidの92%と比べてもほとんど違いがないほどに迫っています。
 
CIRPは500人のユーザーを対象に調査を行いました。忠誠度は過去12カ月間にユーザーが新規デバイスに乗り換えた際のOSの選択をもとに導かれました。
 
2016年9月から2018年9月までの間に、Androidの忠誠度は89%から92%に上がり、iOSの忠誠度は85%から89%へと上昇しました。

飽和状態のスマホ市場

最新の調査結果からわかるのは、AppleとGoogleともにさらに飽和状態になりつつあるスマートフォン市場での競争を強いられているということです。
 
「iOSとAndroidの忠誠度は過去2年間でこれまでの最高レベルにまで上がってきている」と、CIRPの創業者マイク・レヴィン氏は述べています。「基本的に過去3年間、90%近くのアメリカのスマホユーザーは新しいデバイスを購入する際同じオペレーティングシステムを選んできたことになる」と、同氏は続けました。
 
Appleは過去数四半期の間、”switchers(乗り換えユーザー)”に焦点を当ててきました。今年6月のCIRPの調査では、約2割の新規iPhoneユーザーはAndroidからきているとの結果も報告されています。
 
「過去2年間、iOSとAndroidの忠誠度は互いに近づいてきている。データ上ではAndroidがiOSに若干優っているが、iOSはさらにギャップを埋めてきており、どちらも非常に高い忠誠度に達していると言うことができるだろう」と、レヴィン氏は結論づけています。
 
別の調査では、Androidユーザーの5人の1人がiPhoneへの乗り換えを検討中であるとの結果も報告されており、今後もOS間の競争から目が離せません。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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