2018年7−9月期のMac出荷台数、新製品待ちで対前年同期比マイナスか

Apple MacBook Pro 2018
 
2018年第3四半期(7−9月)のAppleMacの出荷台数が、前年同期比でマイナスとなった模様です。米メディア9to5Macは、新製品発売に期待をかけることによる買い控えが原因ではないかと分析しています。

上位5ベンダーでは唯一マイナス成長となったApple

調査会社IDCは現地時間10月10日、2018年第3四半期(7−9月)における世界全体でのPC(デスクトップ、ノートブック、ワークステーション)の出荷台数が約6,740万台となり、前年同期比で0.9%のマイナスとなったとの予測を発表しました。
 
ただし多くの業界アナリストは、プロセッサ不足により、同四半期におけるPC出荷台数は3%減との予想が主流だったため、IDCの調査結果は予想を上回ったとして受け止められています。
 
なおIDCの調査データでは、出荷台数上位5社のうち、対前年同期比でマイナスとなったのはAppleのみでした。市場シェアも2017年第43四半期の7.9%から7.1%へと縮小、順位を4位から5位へと落としています。
 

IDC

Gartner調査では4位に

調査会社Gartnerも同日、2018年第3四半期(7−9月)における世界全体でのPC出荷台数予測を発表しました。同社の調査では総出荷台数は6,720万台で、前年同期比で0.1%の微増となっています。
 
IDCとは調査方法が異なるためか、Gartnerの調査では、Appleは対前年同期比で出荷台数はマイナスとなったものの、2018年第3四半期も4位のポジションを守っています。
 

Gartner


 

米メディア9to5Macは、第3四半期にMacの出荷台数が伸びなかったことについて、「新製品発表への期待があるからではないか」と分析しています。
 
現地時間9月12日に開催されたスペシャルイベントでは、Touch IDを搭載したMacBookが発表されるとの噂があったものの、お披露目されることはありませんでした。
 
新型MacBookについては、10月にイベントが開催され、そこで発表されるのではないかとの期待が高まっています。

 
 
Source:IDC,Gartner via 9to5Mac
(lunatic)

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