Apple 、Bloomberg Businessweekの報道を全面否定

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Appleは同社が2015年に、ネットワークサーバ内に悪質なマイクロチップが仕掛けられていることに気づき、連邦捜査局(FBI)に報告していたにも関わらず、その事実を公にしなかったとするBloomberg Businessweekの報道を全面的に否定しました。

報道を全面的に否定

Appleは同メディアに対し、過去12カ月にわたりそのような事実はないと説明を繰り返してきたと主張しており、今回の報道に遺憾の意を示しています。
 
Bloomberg Businessweekは現地時間10月4日、 中国企業が マイクロチップをサーバ向けマザーボードに埋め込み、ハッキング攻撃を行っていたと報じました。 その対象となっていたのはサーバ向けマザーボードの大手サプライヤーであるSuper Microであり、問題のチップが埋め込まれたサーバは、30社近くの企業に納品され、その中にはAmazonやAppleも含まれていたと報告しています。

FBIの捜査を受けたという事実はない

Appleはこれに対し、悪意あるチップを発見したという事実もなければ、ハードウェアを外部から操作されたこともなく、サーバの脆弱性も見つかっていないとし、報道を全面的に否定しています。また記事にあるような、FBIなどの捜査機関に報告をしたという記録もないばかりか、捜査も一切受けていないと述べています。
 
また今回の報道については2016年に、 Super Micro製のサーバ1台に、ウイルス感染したドライバーが含まれているのを発見したという事件と混同しているのではないかとAppleは推測しています。ただしこの一件はAppleを狙った攻撃などではなかったとのことです。

 
 
Source:Apple,Bloomberg Businessweek
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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