Appleの元クリエイティブ・ディレクターがiPhoneの名前がひどいと苦言

Apple iPhone XS ゴールド

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スティーブ・ジョブズ氏とともにApple製品を開発していたことで知られる、Appleの元クリエイティブ・ディレクター、ケン・セガール氏が自身のブログで新作iPhoneの名称に関して苦言を呈しました。

不必要に複雑?

セガール氏いわく、Appleはすでに昨年のiPhoneからモデル名称のつけ方を間違っていたとのことです。
 
「毎年9月になると、新しいiPhoneが待ち遠しくなる」とセガール氏は語ります。「それと同時に一種の不安のようなものも感じる。Appleは何と呼ぶのだろう」と、同氏はiPhoneモデルの名称に問題があることを仄(ほの)めかします。
 
「(昨年は)iPhone8、8 Plus、X、SEがあったが、2つの数字、1つのローマ数字、1つの文字の組み合わせと、8と10の間の奇妙なギャップで構成されていた」と、セガール氏は回想します。「4つの製品しかなかったブランドが、どのように不必要に複雑な名前になったのかわからない」と、同氏は苦言を呈しています。

今年のiPhoneモデルの名称の評価はいかに

セガール氏は、今年のiPhoneモデルはすべてを「X」で統一した点は評価しています。そして、モデル名称という観点からは酷いといわれたiPhone SEが製品ラインナップから取り払われたことをポジティブに見ているようです。
 
しかしながら「S」は使用しないほうがよいとの意見をセガール氏は述べています。「S」がつくiPhoneは前モデルの延長であることが多く、今年はAppleにとって「オフ」の年だと思われてしまいかねないと同氏は指摘しています。
 
「オン」の年と「オフ」の年があるというイメージはAppleにとって決して良いものではありません。Appleは「S」がつくモデルの年にも、SiriやTouch IDなどの画期的な新機能を発表してきたからです。
 
また新作iPhoneの「S」を大文字で書くか小文字で記載するかについて、統一すべきとの見解をセガール氏は示しました。現在のところ、Appleは小文字の「s」、米国内のキャリアは大文字の「S」を使用しており、混沌とした状態が続いています。
 
 
Source: Ken Segall Truth, Justice & Simplicity
via BGR
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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