App Storeで一部アプリの容量が実際よりも大きく表示されるバグ

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    AppleのApp Storeで、Facebookを含む一部のアプリの容量が、実際よりも大きく表示されているようです。

    実際よりも200MB以上も大きく表示

    現地時間9月17日にiOS12が公開されてから、App Storeの一部のアプリの容量が巨大化しているとの報告が上がっています。
     
    たとえばFacebookアプリを例にとると、App Storeには519MBと記載されています。しかし実際に同アプリをインストールして容量を確認すると、ストレージ使用量は316MBです。この使用量は各ユーザーのiPhoneによって若干異なりますが、多くの場合App Storeに表示されている容量よりも、200MB以上少ないようです。

    完全版の容量が表示されてしまうバグ

    App Storeでは、インストール先に合わせてアプリを最適化、デバイスの能力に応じて取捨選択し、配布する容量を最小限に抑える「App Thinning」が行われます。
     
    App Thinningを実現する技術のひとつがスライシングで、開発者が個々のデバイスに合わせてアプリケーションバンドルの「バリアント(変種)」を生成、配布することを意味します。各バリアントは対象デバイスに必要なものだけを収容しているので、すべてのコードとリソースを含んだアプリケーションの完全版と比べると、かなり容量が抑えられています。
     
    米メディア9to5Macは複数の報告を調べた結果、通常であればApp Storeにはバリアントのサイズが表示されるはずが、完全版のサイズが表示されているようだと結論づけています。
     
    このバグはすでにAppleに報告されているので、近く修正されると思われます。

     
     
    Source:9to5Mac,Apple Developerページ
    (lunatic)

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