Apple、2018年第2四半期にスマホ市場の利益シェアで62%を占める

counterpoint 2018Q2 利益 シェア apple

スマートフォン フリー素材
 
スマートフォン市場において出荷台数シェアこそ3位に甘んじているAppleですが、スマートフォンから得られる利益シェアでは“独走”が続いています。

2位のSamsungを大きく引き離す

2018年第2四半期(4~6月)のスマートフォン市場を対象とした、調査企業Counterpointによるリサーチで、60億ドル(約6,600億円)をiPhoneで稼ぎ出したAppleは、メーカー別の利益シェアで62%を占めました。
 
counterpoint 2018Q2 利益 シェア apple
 
2位のSamsungが17%、3位のHuaweiが8%であることを考えると、Appleの一人勝ちと言っても過言ではありません。OPPO、Vivo、Xiaomiといった中華ベンダーを除けば、残りの600以上あるとされるメーカーはわずか1%未満のシェア内にひしめき合っています。

800ドル以上では88%

また、スマートフォンの価格帯別に比較した売り上げ高のグラフが下記となります。
 
counterpoint 2018Q2 利益 シェア apple
 
価格帯が400~600ドル(約44,000~66,000円)でもトップタイの22%を占めているAppleですが、800ドル(約88,000円)以上のプレミアムモデルともなると、如実に同社の独占傾向は強まり、iPhoneだけで88%のシェアを占めるに至っています。
 
Appleがこれだけのシェアを確保した理由としてCounterpointは、米国や中国、日本、韓国、西欧圏で存在感を示したことに加え、ライバルのSamsungがリリースしたGalaxy S9シリーズが不調に終わったことなどを挙げています。実際、2017年第2四半期におけるGalaxy S8シリーズと比較して、2018年第2四半期におけるGalaxy S9シリーズは24%も出荷台数が減少しています。
 
また、プレミアム価格帯とされるスマートフォンの95%が400~600ドルの価格帯に集中しており、そもそもライバルがほぼ不在であるのも原因です。
 
 
Source:Counterpoint,AppleInsider
(kihachi)

この記事がお役に立ったらシェアお願いします

この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

特集

目次