“最もパワフル”というA12チップは具体的に何ができるのか

homecourt アプリ

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iPhone XS/XS Max、そしてiPhone XRの3モデルに搭載されているA12チップは、“最もパワフルなチップ”と言われています。しかし、一体どの程度強力になったのでしょうか。スペシャルイベントでAppleは、A12の性能を発揮する一例としてバスケットボールアプリ「HomeCourt」をとり上げました。

ユーザーやコートを認識し、シュートを自動で測定!

Appleは公式Webサイトで「A12 Bionicはスマートフォンの中で、最も賢く、最もパワフルなチップ」と述べています。iPhoneどころかスマートフォン史上と言うだけあって、凄まじいパフォーマンスを発揮するのは間違いないでしょう。その一方で、毎年似たような文言を耳にしている気もします。実際、iPhone Xのページにも「A11 Bionicは、スマートフォン史上、最もパワフルで最も賢いチップ」と記載されています。
 
一体、A12チップでは具体的に何が可能なのか――そんな消費者の疑問を氷解すべく、Appleがスペシャルイベントで“召喚”したのが、殿堂入りした元バスケットボールプレイヤーであるスティーブ・ナッシュ氏です。
 


ナッシュ氏が紹介しているのは、HomeCourtと呼ばれる拡張現実(AR)アプリです。このアプリは、iPhoneのカメラでバスケットコートを撮影することで、ユーザーやコート、ゴールなどを認識。どの位置からどれだけの得点を獲得したかだけでなく、フォーム、速度、高さ、放物ラインなどを自動で集計してくれます。
 

homecourt アプリ
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これだけのデータを収集できるとあって、HomeCourtは高度な処理能力をスマートフォンに求めますが、毎秒5兆回の演算ができ(A11は6,000億回)、A11に比べてGPU速度が50%向上したA12ならば、十分にこのアプリを活用できるというわけです。
 
HomeCourtは2018年1月より公開されており、毎月300球までが無料で利用可能です。また、制限のない完全版は7.99ドルとなっています。
 

 
 
Source:威锋网,ClutchPoints
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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