さようなら iPhone6s、一部オンラインショップで格安販売も


 
現地時間の12日に行われたAppleの新製品発表イベントで、新作iPhoneが発表されると同時に販売中止となったiPhone6sですが、デバイスの功績を讃え、一部オンラインショップでデバイスが格安で販売されているようです。

iPhone6sでiPhoneの販売台数の成長が止まった?

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRの発表と共に、iPhone X、iPhone 6s、6s Plus、iPhone SEが販売中止となりましたが、打ち切りとなったデバイスの中でもiPhone6sに今最も注目が集まっているようで、新マーケティング動画も登場しています。
 
iPhone6sは歴代iPhoneモデルの中でAppleにとって大きな節目となったデバイスです。iPhone6sで長年続いたiPhoneの販売台数の爆発的な伸びが止まったため、Appleは収益を成長させ続けるためビジネスモデルの大きな見直しを迫られたからです。
 
前モデルのiPhone6がデビューした2014年第3四半期の販売台数は、前年同期の5,103万台から大幅アップの7,447万台に達しましたが、iPhone6s、6s Plusが発売された2015年は7,478万台と、前年同期比でわずかに販売台数が伸びたに留まりました。売上台数がこれほどまで伸び悩んだのは2007年の初代iPhoneのデビュー以来初めてのことでした。
 
iPhone6sは、3D Touchや、1,200万画素のカメラなど、新機能もありましたが、画期的な機能に欠けていたといわれています。
 
加えてデバイスの耐久性が高く、長持ちするため、買い替えサイクルが長くなり、デバイスの販売台数に悪影響を与えることとなりました。

革新性はなかったものの耐性に優れた素晴らしいデバイス

しかしながら、昨年iPhone X、iPhone8シリーズが発表された後でも、iPhone6sの販売は続けられました。これはいかにiPhone6sが強力なデバイスであるかを示している、とオンラインメディアVentureBeatはコメントしています。
 
iPhone6sの再生は世界中で産業と化し、わずかな部品を交換しただけで、新品同様に生まれ変わった同モデルが大幅な割引価格で売られています。
 
米オンライン再生品ショップのBack MarketはiPhone6sの功績を讃え、販売中止となった直後に40,000台のiPhone6sの再生品を販売する新たなキャンペーンを起ち上げました。
 
iPhone6sを再発見すると名付けられた動画も制作されています。
 

 
販売価格は16GBモデルが166.75ドル(約1万8,600円)からとなっていますが、残念ながら発送は米国内のみとなっているようです。
 
 
Source:Back Market via VentureBeat
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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