iPhone XR、シングルカメラで背景のぼけた写真が撮れる理由

iPhone XR ポートレートモード

iPhone XR ポートレートモード
 
6.1インチ液晶モデルのiPhone XRは、背面カメラがシングルカメラですが、背景をぼかして人物を印象的に撮影できるポートレートモードが利用可能です。その仕組みを、Appleが解説しています。

シングルカメラでポートレートモードを実現

日本時間9月13日未明に発表されたiPhone XRは、ディスプレイに有機EL(OLED)ではなく液晶を採用し、背面にシングルカメラを搭載した、手頃な価格が魅力のモデルです。
 
iPhone7 Plusで利用可能になった従来のポートレートモードは、2つのレンズで被写体を立体的に捉え、画像処理を施すことで背景のぼけた写真を実現していました。
 
ところがiPhone XRはシングルカメラながら、ポートレート撮影を実現しています。

AppleがiPhone XRのポートレート撮影を解説

Appleは、シングルカメラのiPhone XRでポートレート撮影に対応している仕組みについて、以下のように説明しています。
 
機械学習を使って画像データを瞬時に分析し、被写体の顔を認識します。
 
iPhone XR ポートレートモード
 
次に「フェイシャルランドマーク」と呼ばれる技術で顔のパーツや凹凸を認識して、被写体の顔にポートレートライティングの効果を適用します。
 
iPhone XR ポートレートモード
 
画像処理エンジンが、機械学習を用いて、被写体と背景を区別します。
 
iPhone XR ポートレートモード
 
Appleは、デュアルカメラを搭載するiPhone XSのポートレートモードについても同様に解説しており、ポートレート撮影におけるデュアルカメラの優位性については、現時点では不明です。今後、両モデルが発売された後の画質比較などがわかり次第、お伝えします。

ボケ具合は後から変更可能

iPhone XRも、iPhone XS、iPhone XS Maxのいずれも、撮影後に被写界深度を調整して背景のボケ具合を変更したり、適用するポートレートライティングのエフェクトを変更することができます。
 
iPhone XR ポートレートモード
 
iPhone XRは、10月19日から予約が受け付けられ、10月26日に発売されます。

 
 
Source:Apple
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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