液晶ディスプレイ採用のiPhone9、発売後は品薄になる可能性

iphone xc

iphone9 モックアップ
 
9月12日(日本時間:9月13日午前2時)よりスタートする新作イベントで、Appleは3種類のiPhoneを発表するとされています。このうち6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)を採用したiPhone9(iPhoneXr/Xcとも)について、発売からしばらくは品薄になるのではないか、という観測が浮上しています。

品薄?それとも発売が遅れる?

発表直前の段階でも、iPhone9以外にiPhone XrともiPhone Xcとも呼ばれており、名称が判明していない“廉価版”iPhoneですが、6.1インチの液晶ディスプレイ(LCD)とノッチデザインを採用し、カラーバリエーションが豊富になるだろうとは言われています。
 
しかしBloombergによると、生産工程においてLCD用バックライトの装着に問題が生じており、iPhone9の初期出荷台数は限られたものになる可能性が高いそうです。
 
iPhone9の出荷がずれ込むという観測は以前より報じられており、著名アナリストのミンチー・クオ氏も8月末に「(低価格の6.1インチ液晶モデルの発売は)少し遅れる」との予測レポートを公開しています。
 
またBloombergは、Goldman Sachsのアナリストの意見として「より高いモデル(iPhone Xs、iPhone Xs Max)の需要を見極めるため、AppleはLCD版の入手を遅らせようとするのではないか」というコメントを紹介しています。

iPhone Xが好調だったから強気の価格設定に?

有機EL(OLED)ディスプレイではなくLCD、シングルカメラ、3D Touchはなし、筐体のフレームがステンレススチールではなくアルミニウムなど、随所で“廉価版”らしさがうかがえるとされるiPhone9ですが、価格については見方が分かれています。
 
もっとも有力なのは、iPhone8と同額の699ドル(日本では78,800円)になるという見方です。市場関係者が予想する価格のコンセンサスも699ドルから749ドル(約82,390円)の間です。
 
しかし、iPhone Xが今夏に期待以上の売れ行きを示したことから、Goldman SachはAppleが強気に849ドル(約93,390円)という価格設定を行うのではないか、と大胆な予測しています。また、Bank of Americaも799ドル(約87,890円)になるとの見方を示しています。
 
 
Source:Bloomberg via Mashable
Photo:Slash Leaks
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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