72%の若者が「テクノロジー企業に時間を消費させられている」と回答〜米調査

スマートフォンなしで過ごしている時間の方が少ないと言っても過言ではない現在、若者のコミュニケーションのあり方も変わりつつあります。
孤独が少なくなり自信がついた
米国に住む13〜17歳の1,413名を対象にした調査によれば、スマートフォンを持つ若者は、2012年の41%から89%へと大幅に増加しました。9割近くの若者がスマートフォンを所有しているとなれば、彼らのコミュニケーションのあり方もそれに応じたものとなっています。
例えば「好きなコミュニケーションの方法」という項目で、2012年には「実際に対面して」とした回答者が41%で最多を占めましたが、2018年には「メッセージ(テキスト)で」が35%で最多となり、対面を望む若者は32%にまで減少しました。
また、SNSを介して積極的に友人とコミュニケーションを取るようになったことで、「ソーシャルメディアによって孤独を感じることが少なくなった」と答えた若者は25%、「より自信がついた」との回答は20%に上りました。
テクノロジー企業がユーザーを操作している?
もちろん、手放しで喜べることばかりではありません。
興味深いことに、「オンライン上でより時間を消費させるよう、テクノロジー企業がユーザーを操作している」と答えた若者は72%に達しました。具体的にどのような“操作”かまでは明らかにされていませんが、デバイスやアプリが魅力的なために時間を浪費する羽目になっていると考えるユーザーは若者の間でも多いようです。
また、43%の回答者が「“いいね”が少ないために投稿を消したことがある」「コメントや“いいね”がなかったために気分が悪くなった」と回答していたことも分かりました。
Source:Common Sense Media via Phone Arena
(kihachi)