iPadを小学校入学前に使いすぎると自発性が失われる?

小学校入学前にiPadで多くの時間を過ごした子供は、好奇心が弱く、質問の数が少ない傾向にあるとの報告があるようです。
iPadを使いすぎると大人数での授業に対応できなくなる?
親が子供をなだめるためにiPadやスマートフォンを手渡すのは、比較的よく目にする光景のように思われますが、iPadを使用しすぎた子供は自発性が失われると、National Association of Head Teacher(NAHT)のアンドリュー・メラー氏は述べています。
メラー氏によれば、本来親と絵本を読むことで養われる子供の想像力や好奇心の発達がiPadにより妨げられるとのことです。
かんしゃくを起こしたときにiPadを目の前に差し出されてきた子供は、読書や算数からの刺激を受けておらず、本を読んで語彙を発達させる代わりにiPadを見ている、とメラー氏は語ります。
子供に自発的な学習者になるように言っても、そのような経験がない子供たちには難しく、iPadの1対1のインタラクションに慣れてしまっているため、30人のクラスに対応できない、とメラー氏は続けます。
ソーシャルメディアの使いすぎでいじめが加速?
メラー氏は、ソーシャルメディアは面と向かっているときよりも辛辣ないじめにつながりやすい、と述べています。
また最悪のケースでは、子供同士のオンラインでのいじめに親や祖父母が加わることもあり、家族間での確執となることもあるようです。
しかしながら、学校の外で起こることに割ける時間は限られているため、政府が子供のスマホ、タブレット、ソーシャルメディアの使用に関して何らかの行動を起こすべきであるとの意見が出ています。
Source:The Telegraph
(lexi)