iPhone6が113円!?原料となる物質を金額に換算した場合

iPhoneを構成するもののうち、一番重いのは何でしょうか。バッテリー、ディスプレイ――。答えはアルミニウムです。
原料ベースでみれば100円少々だが
無粋ではありますが、どんな人間も水素、酸素、炭素などの元素に還元できてしまうように、iPhoneも例外ではありません。
Statisaが行ったのは、iPhoneを構成する部品ではなく、それぞれの「原料」がどれだけのシェアを占めているかという調査です。129gの16GBモデルiPhone6を対象にした分析の結果、一番多く含まれていたのはアルミニウムで31.5g、次が炭素で19.9g、酸素18.7g、鉄18.6g……と続きます。
アルミニウムと鉄で重量の40%近くを占めていますが、価値はそれぞれ0.055ドル(約6円)と0.002ドル(約0.2円)です。コバルトとニッケルなどのレアメタルを合わせても、トータルでは1.03ドル(約113円)ほどに過ぎません。
しかし、わずか100円ほどの端末が、これだけ自分の人生に欠かせない存在になっているというのは、見方によってはなんとも不思議なことではないでしょうか。
金も含まれている
ちなみにiPhoneを含むスマートフォンには、平均して30mgほどの金も含まれています。
そのため、スマートフォンなどの小型家電を“供出”して東京オリンピックに協力しようという「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」が現在、行政主導で行われています。
Source:Statista,「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」
Photo:Flickr-Gary Parent
(kihachi)