見た目はそっくり!35ドルのニセモノAirPods、気になる品質は
単なるガジェットの域にとどまらず、ファッションアイコンとしても人気の高いAirPodsですが、一般的なイヤホンと比べて16,800円という価格は決して安くはありません。欲しくとも気軽に手が出せない消費者の心を見透かすかのように、わずか35ドル(約3,650円)ながら外観はそっくりのニセモノが登場しています。
ぱっと見では区別がつかない!
ニセモノAirPodsのレビューを行っているのは、Apple製品の実験動画で有名なユーチューバー、EverythingAppleProです。
商品名こそ「PADEAR」となっていますが、ケースはまるでAirPodsと見分けが付きません。左右に並べると、ニセモノの方がわずかに大きいとはいえ、単体では本物と勘違いしてしまいそうです。
若干作りが荒いものの、充電コネクタを接続するポートまでそっくりです。
イヤホン本体はAirPodsより若干太く長いものの、装着してみると見事に耳にフィットします。これには「不快感を感じない」と彼も満足気です。
AirPodsには、Appleが独自開発したワイヤレスチップ「W1」が搭載されていますが、ニセモノはただのBluetoothイヤホンです。したがって、AirPodsがケースから取り出すだけで自動的にペアリング完了するのに対し、PADEARはボタンを押して手動でペアリングしなければなりません。
音質も密閉性も合格点だが
続いて音楽視聴です。
「AirPodsはここ5年で最も好きなApple製品なんだ」と語るEverythingAppleProだけに、さぞかし辛口なコメントが飛び出すのかと思いきや、低音こそ弱いものの全体としては「悪くない音質だ」とのこと。密閉性も合格点です。
残念ながら、AirPodsと違ってセンサーが搭載されていないため、耳から外しただけでは一時停止ができません。基本的にはボタンをタップして操作する必要があります。また、最大11時間の再生が可能なAirPodsに対し、ニセモノは1〜2時間程度しか再生できないようです。
「35ドルという値段を思えば十分だね」とEverythingAppleProは嬉しげに語っています。しかし、他のBluetoothイヤホンにはない、AirPods独自の性能が際立ってしまったと感じるのは筆者だけでしょうか。
なお、動画の後半ではもう1種類のニセモノも取り上げています。
Source:YouTube-EverythingApplePro
(kihachi)