
Googleは現地時間8月31日、詐欺広告に関する新たな対処プログラムを開発したと発表しました。新プログラムは今後数カ月のうちに稼働する予定です。
正式に認められた技術提供者のみが広告を出せるように改善
近年はスマホやパソコンを操作中に「ウイルスに感染しました」といったポップアップ画面が立ち上がり、詐欺を働こうとする偽広告が蔓延しています。

偽警告のポップアップ画面例
日本においても、偽のセキュリティ警告画面を端末上に表示させ、最終的に有償ソフトウェアを購入させるインターネット詐欺が増加していると、情報処理推進機構(IPA)が先日発表しています。
Googleによると、昨年1年間だけでこうしたポリシー違反の広告は32億件以上も削除されたとのことです。
Googleは誤解を与える広告や有害な広告からユーザーを守るため、
新プログラムを近く稼働させる予定です。同プログラムが開始すると、
Googleから正式に認められたサードパーティーの技術サポート提供者以外はGoogleのプラットフォーム上で広告を出せなくなります。
Googleは新プログラムですべての詐欺広告を撲滅することは難しいとしているものの、オンライン広告システムを安全なものにするため、引き続き対処していくと説明しています。
Source:
Google via
INTERNET Watch
Photo:
情報処理推進機構(IPA)
(kotobaya)