米バージニア州 盗まれた車を「iPhoneを探す」アプリで発見

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米バージニア州マナサスで、3人の窃盗犯により自動車が盗まれましたが、被害者の男性が「iPhoneを探す」アプリを使用し、20マイル(約32キロ)離れたところを走っていた車の位置を特定、犯人逮捕につながった模様です。

ちょっと目を離したすきに…

ドナルド・クリッチロウ氏は、自宅にちょっとだけ立ち寄ろうと、エンジンをかけたまま運転していた車を後にしました。その直後、クリッチロウ氏はドアが閉まる音を背後で聞き、急いで車に向かって駆け戻りました。
 
「走っていけば驚いて逃げていくだろうと思った」と語るクリッチロウ氏ですが、3人の若者はそのまま車を運転し逃走してしまいました。
 
クリッチロウ氏は、全速力で走って車を追いかけましたが、やはり車には勝てず、近くのホテルに助けを求めました。
 
ホテル従業員のチャールズ・ヤング氏は、「状況はわからなかったが、何かしらの助けを必要としていると思った」と、クリッチロウ氏の様子を振り返りました。「全力で走ってきたのが明らかだった」

iPhoneを車に置き忘れたのが不幸中の幸い

夜勤に入って数時間経ったばかりのヤング氏でしたが、汗まみれでフロントドアの前で跪(ひざまず)くクリッチロウ氏を見て、手を差し伸べることに決めました。状況を聞くと、ミニバンが盗まれたばかりのことでした。
 
クリッチロウ氏は、ホテルの電話を借りて警察に電話し、iPhoneが盗まれた車の中にまだあることを伝えました。
 
「車を出たとき、財布、鍵、携帯を置いたままだったことを思い出した」とクリッチロウ氏は語りました。「そういえばiPhoneがあった、『iPhoneを探す』アプリがある!」
 
ヤング氏は自身の携帯電話を取り出し、クリッチロウ氏にアプリを見せました。同氏が自分のアカウントでサインインすると、犯人が28号線を北上しているのが見えました。
 
クリッチロウ氏は、「iPhoneを探す」アプリから得た情報を警察と共有し、最終的にフェアファックスの州間高速道路66号線沿いにとまっていた車を発見することができました。

車は無傷でクリッチロウ氏のもとに生還

逮捕されたのは、23歳のアブラハム・シント、21歳のオズワルド・ラミレス・ヴァルデス、17歳の少年の3人です。現在3人とも重窃盗罪に問われています。
 
「彼(クリッチロウ氏)は私にとても感謝していたが、私はただ助けることができてよかったと思う」と、ヤング氏は述べています。「彼の母親の車だったから何もなくて良かった。もしiPhoneが車の中になくて逃げられていたら、車がどんな状態で見つかっていたかわからない」と、同氏は続けました。
 
クリッチロウ氏によれば、ミニバンはiPhoneを含む所持品と共に無事手元に戻ったとのことです。
 
 
Source:Fox 4 News
Photo:Apple
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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