Appleの最近のCM動画は55歳以上のユーザーに不人気?調査で判明

Appleの最近のテレビコマーシャルは、アメリカのベビーブーマー世代(1946年から1964年頃までに生まれた世代)を悩ませ、不安にさせていることが、ユーザーエクスペリエンス調査企業UserTestingの調査で明らかになりました。
AppleのCMはベビーブーマーにとってはカオスすぎる?
UserTestingのAppleのCM動画に対する反応の調査は、以下の2つのグループを対象に行われました:
- ジェネレーションZ(18歳〜25歳)
- ベビーブーマー(55歳以上)
iPhoneユーザーとAndroidユーザーの両方を含める200人の人々のApple広告に対する反応を調べたところ、55歳以上のグループからCMを見た感想として「不快」「ばかばかしい」「無秩序」などの答えが返ってきたとのことです。
UserTestingの製品マーケティング部門のヴァイス・プレジデントのマイケル・メイス氏は、「新しいiPhone広告の特徴として、混乱させるような状況、速いカット、飽和色が挙げられる」と述べています。
例えば、iPhone Xの「顔認証でお買い物」を強調したCM動画を見た感想として、以下のようなものがありました:
一目見ただけで支払いができるというアイデアは怖い。いろいろ考えないといけない。(54歳女性、iOSユーザー)
新しい支払い機能や、一目見るだけで携帯やアプリを解除する方法は、セキュリティや個人情報盗難が不安。(61歳女性、Androidユーザー)
ブランドをまだ決めていない若年層の獲得が目的か
UserTestingによれば、ユーザーは一度スマートフォンのブランドを選択すると、ブランドの乗り換えが起こりにくいとのことです。
Appleは新規広告で、まだブランドを決めていない、できるだけ若い世代のユーザーの取り込みを図っているようです。
Appleの最近のCM動画は以下で視聴することができます。
Source:9to5Mac
(lexi)