2ファクタ認証、あまり浸透していない?米大学の調査で明らかに

2ファクタ認証

2ファクタ認証
 
認証を2段階にすることで、万一パスワードが他人に漏れても、本人以外はアカウントにアクセスできないようにする2ファクタ認証ですが、多くの人々が「パスワードだけで充分」と考えているようです。

ITに詳しい学生でもパスワードを過信

米インディアナ大学ブルーミントン校の研究者らが、ITに詳しい500人の同大学の学生を対象に、2ファクタ認証に関する調査を実施しました。調査の結果、学生たちは2ファクタ認証について理解しているにも関わらず、その重要性を認識していないことが判明しました。
 
学生の多くは「自分のパスワードは破られない。長さも充分ある」と回答したとのことです。

半数以上は2ファクタ認証を「聞いたこともない」

昨年11月にDuo Labsが、米国において2ファクタ認証について実施した調査では、同認証を使っている人は28%で、半数以上は「聞いたこともない」と回答しています。
 
今年1月にはGoogleのエンジニアが、Gmailユーザーの90%が2段階認証を使っていないと明かして話題になりました。

Googleは物理的なセキュリティキーを発表

しかし2ファクタ認証および2段階認証の安全性も完全とは言い切れません。現在これらの認証の多くでは、携帯電話にショートメッセージサービス(SMS) でPINコードを送るという手法が取られていますが、SMSは傍受されてしまう可能性があるからです。
 
Googleはユーザーの安全を守るため、7月末に物理的なセキュリティキー「Titan Security Key」を発表しました。これは2段階認証の安全性を高めることを目的としていますが、一方でGoogleは、実際にセキュリティキーを使うユーザーは少数派だろうと考えているようです。しかし将来的には、多くのユーザーがセキュリティに対する関心を高め、2段階認証そしてセキュリティキーを使用することを望んでいる、とGoogleは述べています。

 
 
Source:CNET
Photo:Apple
(lunatic)

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