Apple、アメリカで風力、太陽光発電所を開発中 合計29万kWを供給

    太陽光

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    Appleは他の企業と共同で大規模な再生可能エネルギーによる発電所をイリノイ州とバージニア州に新たに建設しています。イリノイ州ではシカゴ近郊に風力発電所、バージニア州には太陽光発電所を建設し、双方の合計で29万kWの電力を供給する計画となっています。

    IT企業とも協力

    Appleは再生可能エネルギーの利用に積極的であり、太陽光や風力による発電設備への投資も数多く行なっています。今回の発電所建設ではAppleだけでなく、Akamai(CDNサービス企業)やEtsy(電子商取引サイト)、Swiss Re(再保険会社)と協力して計画が進められており、これら企業は発電される電力を安価に入手できるようになります。
     
    新たな発電所は3Degrees社の技術支援を受けて建設され、Apple、Akamai、Esty、Swiss Reのグループはシカゴ近郊の風力発電所から12.5万kW、バージニア州フレデリックスバーグの太陽光発電所から16.5万kWの電力を得ます。そしてこの電力はアメリカ東部で運用されている卸電気市場の電力網に供給されます。
     
    このプロジェクトでは2年後からの電力供給を計画しており、発電が実際に始まればAppleの再生可能エネルギー使用が更に進むことになります。

    店舗、オフィスは全て再生可能エネルギー

    Appleはオフィスや研究所、データセンター、更には全世界のApple Storeで使われる電力の全てを再生可能エネルギーで発電されたものに切り替えています。日本でも日本法人のオフィスApple Store横浜の研究所などで使用される電力は全てが再生可能エネルギーで発電されたものを使用しています。
     
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    またサプライヤーの工場でも再生可能エネルギー利用を支援するなど、Appleは製造工程においてもクリーンエネルギーの利用を後押ししています。日本ではイビデンがApple向けの生産ラインで再生可能エネルギーを利用して部品を製造すると発表しており、この取り組みも徐々に世界中に広がっています。
     
     
    Source:9to5Mac
    Photo:Apple
    (KAZ)

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