中国スマホ市場におけるSamsungのシェアが1%以下に

galaxy-s9-ゴールド

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世界全体のスマートフォン市場では首位に君臨するSamsungですが、中国市場におけるシェアは1%以下まで縮小していることが判明しました。

ピーク時の20%から大幅下落

調査会社Strategy Analyticsによると、2018年第2四半期(4-6月)の中国におけるSamsungのスマートフォン販売台数は80万台で、シェアはわずか0.8%でした。ちなみにAppleのシェアは5.7%となっています。
 
2013年の最盛期には中国スマホ市場で20%のシェアを確保していたSamsungですが、その後徐々に勢いを失い、2017年第1四半期(1-3月)には3.1%、同年第4四半期には0.8%まで落ち込みました。
 
2018年第1四半期には、Galaxy S9の投入により1.3%までシェアを回復したものの、その効果も長続きせず、第2四半期には再び0.8%まで下落してしまったようです。

中国ベンダーが上位を独占

Samsungは中国市場向けにローカライズしたGalaxyスマートフォンのリリースを試みたものの、中国ベンダーが同等の機能を持つ、より安価なスマホを次々に打ち出してきたため、思うほどの成果を上げることが出来ませんでした。
 
中国市場におけるシェアトップはHuawei(27%)で、以下Oppo(20.4%)、Vivo(19%)、Xiaomi(14.2%)が続き、中国ベンダーが上位を独占している状態です。Samsungは中国では12位となっています。

 
 
Source:The Korea Herald(The Investor)
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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