2018年7月29日17:14公開

読了まで 159

Intel製10nmプロセスチップのMacへの搭載は2019年後半になってから

intel 10nm


 
10nm(ナノメートル)プロセスルールで製造されたIntelの「Cannon Lake」マイクロアーキテクチャのチップがハイエンドコンピュータに搭載されるのは、早くても2019年のホリデーシーズンになることが明らかになりました。

製造の難しさが遅延の原因か

Intelの2018年第2四半期(4-6月)の業績発表の会議電話から、10nmプロセスチップの製造遅延が判明しました。
 
CNBCによれば、Intelのボブ・スワン最高経営責任者(CEO)は、10nmプロセスチップがデスクトップコンピュータやノートパソコンに搭載されるのは2019年後半となる予定であり、ホリデーシーズンには間に合う、とコメントしたとされています。
 
「Cannon Lake」マイクロアーキテクチャのチップは、歩留まりの悪さ(不良品の多さ)が目立っており、チップの材料であるウェハーを無駄にしないためにも、Intelは量産前に製造上の問題を解決したい意向のようです。
 
Intelはすでに10nmプロセスチップを出荷していますが、コンピュータメーカーに供給できるほどの量と種類に到達していないのが現状です。Intelの10nmプロセスチップですでに市場に出ているものには2.2GHz デュアルコアの「Intel Core i3-8121U」が挙げられます。
 

10nmプロセスチップは次世代Macにも搭載?

「Cannon Lake」マイクロアーキテクチャのチップがMacに搭載された場合、DDR4よりも省電力のメモリー規格であるLPDDR4とLPDDR4Xがサポートされるようになるといわれています。次世代MacBook Proへの採用もあり得ると、米メディアAppleInsiderは推測しています。
 
 
Source:AppleInsider, CNBC
Photo:XFastest News
(lexi)

カテゴリ : 最新情報   タグ : , ,
著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

▼ 最新情報を受け取る

Twitterで最新情報をみる
Facebookで最新情報をみる
IMアプリをインストールする
feedlyで最新情報をみる