俳優のオーランド・ブルームが舞台公演でiPadを持っていた観客に逆上

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「ロード・オブ・ザ・リング」などで知られる俳優オーランド・ブルームが、ロンドンでの舞台公演で、iPadに小型の扇風機を装着していた観客に対し、2度に渡って演技を中断して叫んだと報じられています。

「Killer Joe」の公演を2度に渡って中断

オーランド・ブルームが演じていたのは、1993年に書き下ろされた「Killer Joe」という舞台劇で、2011年に「キラー・スナイパー」として映画化された、警察官がヒットマンの仕事を影で行う物語です。
 


 
ロンドンのウエスト・エンドにあるTrafalgar Studiosで公演が行われていたところ、オーランド・ブルームが突然演技を取りやめ、「iPadを今すぐにしまうんだ!(I need YOU to put iPad AWAY NOW!)」と観客に向かって叫びました。その後、演技は再び中断され、「そのいまいましいiPadを今すぐしまうんだ、それまで待つ」と、怒りを表現しました。

iPadはあくまでミニ扇風機を装着するために使っていた

アメリカのエンターテインメント業界紙Varietyによれば、観客はiPadをミニ扇風機を装着するために使っていたとのことです。注意された女性の近くに座っていた男性は、公演が始まる前に撮った劇場の写真をTwitterに投稿しました。
 
「公演会場がとても暑かったので、彼女はミニ扇風機を使っていただけなんだ」
 


 
舞台やコンサート中のスマートフォンやタブレットの使用は、着信音や通知音による公演の遮断だけでなく、撮影禁止となっているパフォーマンスの盗撮など、トラブルの元となりがちです。2015年には、ニューヨークで「Hand to God」の公演中に、観客がステージセットの一部のコンセントをデバイスの充電に使用してしまうという事態も発生しています。
 
Trafalgar Studiosは、「舞台はとてもプライベートなパフォーマンス空間であり、観客のデバイスの使用は公演の妨げになる」と、注意を促す声明を発表しています。
 
 
Source:Variety via AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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