Apple、シンガポールで続出するiTunesクレジットカード詐欺の調査を開始


 
シンガポールでiTunesを介したクレジッドカード詐欺が急増しており、Appleが本格的な調査を開始したと報じられています。

銀行は迅速な被害対応を実施

シンガポールのChannelNews Asiaによれば、数十人の顧客がiTunesで詐欺被害に遭っているとのことです。そのうち2人は、7,000シンガポールドル(約57万3,000円)が銀行口座から不正に引き落とされたことがわかっています:

2人の顧客がそれぞれ7,000シンガポールドルのiTunesの支払い請求を受けたと話しており、そのうち1人の女性はHSBCのクレジットカードに請求がきたと述べています。彼女は、クレジットカードの限度額まであと30セントしかないことを伝えるメッセージがHSBCから届いたとき、何かの故障かと思ったと話しています。顧客サービス担当者に事情を話したとき、問題の大きさに気づいたようです。

被害を受けた顧客が利用していたのは、UOB、Oversea-Chinese Banking Corporation(OCBC)やDBSなど、シンガポールで人気の銀行も含まれます。OCBCは、声明の中で58のカードで普通でない取引が確認され、すべてがiTunesアカウントを介した不正行為であったことを明らかにしています:

7月初旬、58のクレジットカード保有者のアカウントの普通でない取引に気づき、調査を行いました。確認したところ、不正取引であることがわかったため、現在必要な対応策を講じており、影響を受けたカード保有者への返金を行っています。

UOBも不正行為の増加を受け、ここ数週間iTunesでの購入の監視を強化していることがわかっています。

別アカウントでクレジットカードが使用されるケースも

Strait Timesによると、Appleアカウントのクレジットカード情報が盗まれ、本人以外の別アカウントで不正取引が行われたケースもあることがわかっています。Appleは不正行為が行われたアカウントをすぐさま停止したとされています。
 
Appleはすでに調査に乗り出しており、ユーザーにどのように被害報告を行えばよいかを伝えていると、ChannelNews Asiaに述べています:

問題を報告する前に、Apple IDを使ってサインインし、購入履歴を見て検証を行う必要があります。

 
 
Source:ChannelNews Asia, Strait Times via 9to5Mac
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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