iPhone7/7 Plusのスピーカーボタン問題、保証期間外の無償修理が終了

一部のiPhone7とiPhone7 Plusで通話中に「スピーカー」ボタンによる音声切り替えが無効になる問題について、Appleが保証期間外の無償修理を終了したと米メディアMacRumorsが報じています。
一部のiPhone7/7 Plusで発生する「スピーカー」ボタン問題
iPhoneは通話中に「スピーカー」ボタンを押すと、スピーカーホンやBluetoothヘッドセットでの通話に切り替えることができます。
一部のiPhone7とiPhone7 Plusで、通話中やFaceTime中に「スピーカー」ボタンがグレーで表示されて操作できなくなる問題が発見されており、Appleは購入後1年間の保証期間を過ぎても無償修理の対象としていました。
この問題でiPhone7の無償交換を受けたMacRumorsの読者は、2018年5月にApple Storeに持ち込み、マイクの不具合があったと説明を受けた、とMacRumorsの読者フォーラムに書き込んでいました。
先週、無償修理対応を終了
しかし、Appleは先週の時点で、「スピーカー」ボタン問題について保証対象外の無償修理対応を終了した、とMacRumorsが複数の信頼できるApple正規サービスプロバイダから得た情報として伝えています。
この問題に関する内部文書はすでにAppleのシステムから削除されており、無償修理対応ができなくなっている、とのことです。
仮に、保証期間を過ぎた同様の問題を持つ端末の修理をApple StoreのGenius Barやサービスプロバイダで行う場合は、通常の修理料金が請求される模様です。
無償修理対応終了の理由は不明
マイクの不具合問題が発生していたのはごく一部の端末とはいえ、完全に問題が解決する前にAppleが無償修理期間を打ち切った理由は不明です。
また、報じられているのはアメリカのAppleでの修理対応についてであり、日本でも同様の対応が取られているかは、現時点では不明です。
2016年9月に発売されたiPhone7とiPhone7 Plusは、現在も販売が継続されており、まだ購入後1年間の保証期間や、AppleCare+による延長保証が適用される端末も多いと考えられます。
もし、お持ちのiPhone7/7 Plusにスピーカーボタンの問題が発生している場合は、Appleの公式Webサイトや「Appleサポート」アプリから修理依頼が可能です。
Source:MacRumors
(hato)