「Gboard」のiOS版でモールス符号入力が可能に

    Gboadのモールス符号入力

    Gboadのモールス符号入力
     
    Googleは現地時間11日、同社のキーボードアプリ「Gboard」のiOS版にモールス符号入力を追加したと発表しました。

    2つの文字の組み合わせですべての入力が可能に

    Gboardのモールス符号入力は、今年5月に開催されたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O 2018」で発表されました。Android版は同イベント後にベータ版が提供されていましたが、今回のアップデートでは改修が行われると同時に、iOS版でも利用可能になりました。
     
    モールス符号入力とは、「・(トン)」と「-(ツー)」の2つの組み合わせで、文字入力やBack Space、Enterなどのすべての操作を可能にする入力方法です。
     
    たとえば、「おはよう」と打ちたい時は「・-・・・ -・・・ -- ・・-」と入力することでアルファベットに変換されます。

    重度の障害を抱える人でも容易に文字入力が可能に

    Gboardのモールス符号入力は、モールス符号支援技術の専門家タニア・フィンレイスン氏とGoogleとの協力によって開発されました。フィンレイスン氏は生まれたときから重度の脳性麻痺を患っており、身体の自由がほとんど効きません。
     

     
    モールス符号入力は2つのボタンをタップするだけですべての入力が可能になるので、同氏のように障害で身体をほとんど動かすことができなかったり、脳性麻痺などで粗大動作しかできず多くのキーの中から一つだけのキーを選択することが難しい人でも容易に文字入力を行なえます。
     
    また、スマートフォン上での入力が難しい場合は、ユーザー補助機能の「スイッチ アクセス」を有効にし、外付けのスイッチに接続することで、大きなボタンでの文字入力も可能となります。
     
    Googleは、ゲーム形式でモールス信号を覚えられるWEBサイト「Morse Typing Trainer」も先日リリースしています。
     
     
    Source:Google via ITmedia Mobile,Engadget
    (kotobaya)

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    この記事を書いた人

    2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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