ソフトバンクがフォードの副社長を引き抜き 米政府への働きかけが目的か

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ソフトバンクグループが米大手自動車メーカーFordの幹部であるジアド・オジャクリ氏を引き抜いた、とウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

8月1日付けでソフトバンクに加入

オジャクリ氏は、米自動車メーカービッグ3の一つ、Ford Motorの副社長を務める人物です。2004年からはFordと米政府の関係を構築するための中心的な役割を果たしてきた同氏ですが、7月半ばにはFordを退社、8月1日付けでソフトバンクグループに加わるとのことです。
 
オジャクリ氏は、以下の声明を発表しています。

ソフトバンクは米経済の成長に貢献しており、非常に重要な会社だ。米国内外における同社の政府問題慣行の構築に携われることを光栄に思う。

米政府への働きを強めることが目的か

今回オジャクリ氏を起用したのは、米政府への働きかけを強めることが目的と見られています。
 
ソフトバンクグループにとって米国は主要な投資先です。
 
同社は10兆円越えの運用規模を誇る「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通して、配車サービスのUber Technologiesやコワーキングスペース運営のWeWorkといった米国の様々な新興企業に投資しています。また最近では、米大手自動車メーカーGeneral Motorsの自動運転車部門に22億5,000万ドル(約2,500億円)を出資したことでも話題になりました。
 
ソフトバンクグループは主要な投資先である米国と良好な関係を築くためにも、政府関係者らと太いパイプを持ちたいと考えた結果、オジャクリ氏を起用する考えに至ったようです。
 
 
Source:Reuters,THE WALL STREET JOURNAL
Photo:flickr-MIKI Yoshihito
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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