Apple Newsアプリ 米国中間選挙で「事実に基づくニュース」を提供

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    11月に実施される米国の中間選挙に向けてAppleのNewsアプリの編集長が発言しています。ローレン・カーン編集長はNewsアプリ内で編集者が信頼の置けるメディアからの情報を選別して事実に基づいた情報を伝え、候補者への理解、問題の認識を助ける存在を目指すとし、明確にフェイクニュースへの対抗を宣言しています。

    フェイクニュース対策としてのNewsアプリ

    Appleがアメリカ、イギリス、オーストラリアの3カ国で提供しているNewsアプリは登録されたメディアの記事を機械的にピックアップするだけでなく、編集者によって選ばれた質の高い記事を読者に届けるとしています。新聞やテレビ、雑誌、ネットメディアの記事を読者の好みに合わせて配信するニュースアプリは多くありますが、編集者を置くことは珍しく、AppleのNewsアプリの大きな特徴になっています。
     

     
    同社のティム・クックCEOは以前からフェイクニュース対策として編集者が記事を選別するNewsアプリが果たせる役割があると発言してきました。その最初の動きが11月に実施される米国の中間選挙に関するニュースの選別となりました。前回の大統領選挙ではフェイクニュースが氾濫して、そのニュースが結果を左右したとも言われています。そうした過去を踏まえての取り組みと考えられます。
     
    今回の中間選挙向けのニュース配信に関して、Newsアプリのローレン・カーン編集長は「選挙権を行使するために人々は信頼できる情報を望んでいます。選挙は単なるコンテストではなく、対話や国民的議論を喚起すべきです。AppleのNewsアプリは、信頼できる情報源からの質の高いニュースを配信し、様々な意見を審査することにより、選挙戦の議論に責任を持ち、読者が候補者と問題を理解するのを助けます」と述べました。
     
    Appleのフェイクニュース対策が一歩踏み出したことで、インターネット時代のメディアの新しい形が見えてくるのかもしれません。
     
     
    Source:9to5Mac
    (KAZ)

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