豪裁判所、Appleに7億円の罰金 非正規にiPhoneを直すと起こる「エラー53」で


     
    非正規にiPhoneを修理すると文鎮化する「エラー53」を発生させたとして、オーストラリア競争・消費者委員(ACCC)がAppleを提訴していましたが、オーストラリアの連邦裁判所は19日、Appleに900万豪ドル(約7億3,500万円)の罰金支払いを命じたことが明らかになりました。

    Appleの「エラー53」への対応は豪消費者法に反する

    エラー53」とは、非正規の修理店でiPhoneディスプレイをTouch IDセンサーごと交換してしまうと端末にロックがかかるというものです。ユーザーは、サードパーティ業者によって修理されたiPhoneはAppleによるサポート対象外になると伝えられましたが、連邦裁判所はこれが消費者法に違反するとの判断を下しました。
     
    「もし製品に欠陥がある場合、消費者は消費者法にもとづいてそれを修理したり、交換してもらう権利がある。返金もありうる」と、ACCCは声明文の中で述べています。
     
    Appleは2015年2月から2016年2月の間に、少なくとも275人の豪消費者に対して適切な対応を行わなかったことを認めています。
     
    Appleからのコメントはいまだ得られていないようです。
     
     
    Source:Gadgets 360
    (lexi)

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