Apple Pay Cashで端数まで細かく支払うと「せこい」と思われる?大学調査

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    アメリカの若者の間ではVenmoを筆頭に、Square Cash、Apple Pay Cashなどのデジタル決済アプリを友人や家族間でのお金のやり取りに利用するのが一般的になりつつあります。
     
    ただしその支払い方によっては、相手に「せこい人」という印象を与えてしまうかも知れません。

    決済アプリでは簡単に端数まで支払えるが

    バージニア大学、コロンビア・ビジネススクール、ハーバード・ビジネススクールの研究者らが、友人や家族間で支払いを折半したとき、端数まできっちり払う人についてどう思うかの調査を実施しました。
     
    現金で折半する場合、たとえば990円や1,005円なら1,000円といった具合に、繰り上げ、あるいは切り捨てて支払うのが一般的です。相手に気を使う人なら、常に若干多めに払うかも知れません。
     
    しかし上記のApple Pay Cashなどのアプリを使えば、端数まで正確な金額を簡単に支払うことができます。しかし安易にきっちり払っていると、「お金に細かい人」と思われる危険性があることが、今回の調査から明らかになりました。

    払った金額は同じなのに…

    調査のある項目では、架空の人物2人とお金をやり取りしたという状況を想定し、1人は3回とも正確な金額(999円、3,495円、2,006円)をデジタルアプリで送金してきたのに対し、もう1人は1,000円、3,500円、2,000円を送ってきた場合、それぞれについてどう思うかを尋ねました。
     
    すると回答者の81%が、金額は同じであるにも関わらず、毎回正確な額を払った人物よりも、繰り上げまたは切り捨てた額で支払ってきた人物と仲良くしたいと答えました。端数まで正確な額を払うのは、あまりにも人間味がなく、仕事上でのやり取りのように感じるから、というのが理由のようです。
     
    これが「これから付き合おう」というデートのケースになるとさらに顕著となります。出会いサイトの利用者に同様の質問をしたところ、多くの人々が端数まで細かく支払う人とは「付き合いたくない」と回答しました。また現在付き合っているカップルでも、恋人が端数まで支払うタイプの場合、相手の幸福度が低く、別れる確率も高いとのことです。
     
     
    Source:Darden School of Business via 9to5Mac
    (lunatic)

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    この記事を書いた人

    元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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