米人権団体、スマートスピーカー「Amazon Echo」製造工場の労働条件を問題視

amazon echo

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米ニューヨーク拠点の人権団体「China Labor Watch」は、Amazonのスマートスピーカー「Echo」の製造工場を9カ月間に渡って調査した結果、労働条件に問題があることを発見したと指摘しています。

明らかになった過酷なAmazon Echoの製造環境

Amazon Echoの製造工場はiPhoneの組み立て企業としても知られるHon Hai Precision Industryこと、Foxconnが所有しています。Echoは、エントリーレベルデバイスが40ドル(約4,400円)を切るほどの低価格となっていますが、従業員の労働条件に問題があることが発覚しました。
 
China Labor Watchの報告書には、低賃金で過酷な労働環境であることが以下のように記されています:
 

  • 労働者は、月100時間以上の超過労働が求めらており、時間外労働を36時間までとする中国の労働法に抵触しています。
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  • 工場は中国の労働法で許可されている数以上の派遣労働者を使用しています。
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  • 従業員は適切な安全研修を受けていません。
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  • 労働者はシフトが始まる10分前にワークステーションに入ることが求められており、この時間の賃金は給料に含まれていません。
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  • 従業員の宿泊施設は防火対策が十分ではなく、消火器などが不足しています。

 
Foxconnは11日、社内で独自の調査を行なうことを発表しており、発見された不法行為はすべて改正すると述べています。
 
 
Source:Bloomberg
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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