macOS MojaveではFacebook、Twitterなどとの統合を廃止

Appleが公開したmacOS Mojaveの最初のベータ版で共有メニューに大きな変化があることがわかりました。従来のmacOSではSNSのアカウントとパスワードを保存しておくことで、Macからの写真や動画の共有が簡単にできるようになっていました。しかしMojaveではこれらSNSとの統合が廃止されます。
macOSのセキュリティ向上が目的?
これまでのmacOSではTwitterやFacebook、Vimeo、FlickrといったSNS(写真、動画共有サービス)アカウントの情報を保存することで、ファイルの共有メニューをOSレベルで提供できるようにしていました。例えば画像ファイルを2本指でクリックすると表示されるメニューから「共有」を選択すれば、メモや写真などのMac内のアプリだけでなく、TwitterやFacebook、Flickrでの共有が簡単にできる仕組みとなっています。
この機能がMojaveの最初のベータ版では使えなくなっています。この変更でSNSでの共有が少し不便になるのですが、Appleはそれと引き換えにセキュリティ面の強化を図ったと考えられます。
Appleは個人情報保護を含めたセキュリティ機能の強化を継続的に推進しており、SNSとの統合廃止はその流れの一環とも理解できます。ただMojaveはこれからベータ版を何度も更新して秋の正式版リリースへとたどり着きます。そのどこかの時点でSNSとの統合が復活する可能性もあります。
Source:ApspleInsider
(KAZ)