Siriが着信拒否の理由を説明してくれる機能が将来的にiOSに追加?


 
iPhoneで着信ができない状態にあるとき、バーチャルアシスタントのSiriがデバイスの使用状況を把握し、電話に出られない理由を相手に知らせてくれる機能が将来的にiOSに追加されるかもしれません。

様々な情報からユーザーのアクティビティを推測

現在、iPhoneの着信インターフェースは比較的単純なものであり、着信するか、拒否するかの選択肢しか与えられていません。家族のような重要なコンタクトが電話をかけてきたとき、なぜ今電話に出られないのかを説明したくても、着信ができない旨を知らせるデフォルトのテキストメッセージが送られるだけで、それ以外のオプションはありません。
 
24日に米国特許商標庁が公開したAppleの特許は、Siri電話を出られない理由を相手に説明してくれるというものです。特許名は「Intelligent Digital Assistant for Declining an Incoming Call(着信拒否のための優れたバーチャルアシスタント)」とされており、デバイスの使用状況からSiriが着信できない理由を推測し、自動でテキストメッセージを生成してくれます。Siriは位置情報、運転中モードもしくはその他のモードがオンになっているかどうか、フィットネスモニタリングアプリなどのサードパーティアプリのデータから、ユーザーが今何をやっているかを予測し、状況説明のための文章を書いてくれます。
 

Appleの特許「Intelligent Digital Assistant for Declining an Incoming Call」


 
なお、生成されたテキストメッセージは、相手に送られる前にユーザーが確認できるようになっているようです。
 
特許に含まれる画像には、CarPlayとiPhoneを同期させて機能が使用されている様子が描かれています。ユーザーが運転中の場合、今どこに向かっているのかを知らせるテキストメッセージを自動で生成してくれます。
 

Appleの特許「Intelligent Digital Assistant for Declining an Incoming Call」


 
iPhoneの運転中モードはiOS11から導入された比較的新しい機能です。2018年4月に発表された研究によれば、運転中モードの導入により、運転中にiPhoneを使用するユーザーの数が8%下がったとされています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)

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この記事を書いた人

ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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