スタバのモバイルアプリ、米国ではApple Payよりも人気

米スターバックスが提供するモバイルアプリは、米国ではApple PayやGoogle Pay、Samsung Payよりも利用されていることがわかりました。
米国ではユーザー数トップのスタバモバイル決済
調査会社eMarketerは、今年の年末までに米国のスマートフォン・ユーザーの4分の1に相当する約5,500万人(15歳以上)が、店内での支払いにモバイル決済を利用するようになると予測していますが、そのうち40%以上が利用するのが、スターバックスのモバイルアプリだと述べています。
米国ではApple PayやGoogle Pay、Samsung Payよりも先に導入され、多くの人々に利用されているスタバのモバイルアプリですが、今後数年間は同アプリの利用者数が他を上回る状態が続くとeMarketerは見ています。
スタバによれば、2018年1月〜3月における米国でのすべてのモバイル決済のうち、スタバのモバイルアプリによるものが約12%を占めたとのことです。
eMarketerは今年年末までに、米国におけるスタバのモバイル決済利用者(半年間のうちに利用したことのある人)数は2,340万人に達すると見積もっています。
「リワードプログラム」が影響
スタバのアプリの利用者数が多い理由についてeMarketerは、導入が早かったこと、使いやすいこと、また使い続けているユーザー(ロイヤルカスタマー)が多いことを挙げています。ユーザーの定着率が高いのは、スタバのアプリで決済するとポイントがもらえ、そのポイントが貯まるとドリンクや食べ物と交換してもらえる「リワードプログラム」が大きく貢献しているのは間違いないでしょう。
またApple PayやSamsung Payは利用できるスマートフォンが限定されるのに対し、スタバのモバイルアプリはiOS・Androidの両バージョンがあるのも影響しています。

ポイントがもらえるリワードプログラム
ユーザー数を大きく伸ばすApple Pay
Apple Payもユーザー数を大きく伸ばしています。eMarketerによれば、Apple Payは現在、米国の小売店の半数以上で利用可能です。一方Google Payは、Androidデバイスに最初からインストールされているにも関わらず、Apple Payに比べると普及がかなり遅れています。Samsung Payは、80%以上の米国内の小売店で利用可能にも関わらず、その人気はいまひとつです。
Source:Recode
(lunatic)