Spotifyで公式プレイリストから除外されたアーティスト、楽曲再生数に変化なし

女性に対しての性的暴行が告発されているR&Bシンガーソングライター、R.Kellyの楽曲がSpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスの公式プレイリストから除外されたのは今月中旬のことです。しかしながら、同アーティストの曲自体はいまだ再生可能であり、全体の楽曲再生数に変化はみられないようです。
むしろ再生数は若干上昇している
音楽ストリーミングサービス大手のSpotifyがR.Kellyの楽曲を公式プレイリストから取り下げたことを受けて、Apple MusicやPandoraなども、同アーティストの曲を公式プレイリストから除外しました。
Spotifyは決して検閲が行なわれたわけではないと主張しており、あくまで「自社の価値を表す公式プレイリストにR.Kellyの楽曲を加えるのははばかられる」との意見を表明しています。
女性に対しての性的暴行が告発されているR.Kellyへの世間の風当たりは厳しいものとなっています。Twitterで有色人種の女性に向けて、R.Kellyの楽曲を再生しないよう呼びかけるツイートが1万回以上リツイートされるなど、R.Kellyをボイコットする動きも高まっています。
We join the call to #MuteRKelly and insist on the safety + dignity of all women. We demand investigations into R. Kelly’s abuse allegations made by women of color + their families for two decades. We call on those who profit from his music to cut ties. #MuteRKelly #TIMESUP #WOC pic.twitter.com/TYmDRVIH00
— Ava DuVernay (@ava) April 30, 2018
しかしながら、AP通信は21日、Spotify上でのR.Kellyの楽曲の再生数は公式プレイリストからの除外前と後で変化がみられないことを明らかにしました。
毎週平均658万4,000回再生されていたR.Kellyの楽曲は、公式プレイリストから取り下げの報道を受けた1週間後、667万6,000回再生されており、むしろ若干の上昇がみられたようです。
Source:The Associated Press via The Verge
(lexi)