Apple Storeを装って個人情報を盗み出そうとする詐欺が米NYで横行

apple store カロスキル

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建設中のはずのApple Storeから電話がかかってくるという事件が米ニューヨークで発生しました。Appleを装った悪質な詐欺として、捜査が進められています。

個人情報を聞き出し、マルウェアを売りつける

電話を受けた人物の報告によると、Apple StoreのAppleサポートを装った電話が自動音声ガイダンスで1日に何度もかかってくるそうです。電話番号(844-258-4078)を調べると、実際にウェストチェスターのApple Storeが表示されるため、すぐには詐欺だと分からないようになっています。
 
自動音声は「iCloudアカウントがハッキングに遭っている」と述べ、アカウントの詳細を調べる必要があると話します。音声に従っていると、サポートスタッフを自称する実際の人間にリダイレクトされ、ユーザーから直接アカウントの詳細を聞き出そうとしてくるようです。
 

apple store 詐欺

2日で8度も電話をかけてきたという報告。二度と電話しないように通告しても、その半時間後に電話が再びかかってきた


 
幸か不幸か、ニューヨークのウェストチェスターにあるApple Storeは建設中であることから、詐欺だと気づく人物も少なくはなかったようですが(正体を知っていることを告げると、一方的に電話は切れてしまったとのこと)、中には個人情報を聞き出されるばかりか、コンピュータやiPadに偽アンチウイルスソフトを有料インストールするよう要求された被害者もいました。
 
apple store 詐欺

電話番号を調べると、実際に存在するApple Storeが表示される


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ただし、上述のウェストチェスターのApple Storeではなく、ナニュエットで実際に営業中であるApple Storeの番号(845-215-6980)を偽装して電話を掛けてきたという報告も見受けられます。

怪しい電話はマトモに対応しない

今の時点ではニューヨークで局地的に行われている詐欺ですが、今後同様の手法が日本で用いられる日が来る可能性は否定できません。
 
Apple Storeを装う詐欺に限らず、怪しげな電話は一端保留にし、まずは電話番号をネットで調べて問題がないかどうか確認してから対応することをオススメします。
 
 
Source:Daily Voice
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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