ホログラムチャットが可能!REDの次世代スマホ「 Hydrogen One」

Hydrogen One

Hydrogen One
 
商業映画やプロ向け撮影に使われる高解像度カメラの開発・製造で知られるRED Digital Cinemaが、モジュラー式で、ホログラム映像の表示が可能な次世代スマートフォン「Hydrogen One」のプロトタイプを発表しました。

スマホサイズの一眼レフカメラ?

REDが現地時間19日、関係者やメディアを集めて初めて披露した「Hydrogen One」は、2つの大きな特徴を持っています。ひとつはモジュラー式であること、もうひとつは3Dを超える、REDが「4ビュー」と呼ぶホログラム映像の表示が可能であることです。
 
Hydrogen Oneの背面には大きなピンがついており、REDのほかのカメラなどが接続可能となっています。将来的にはレンズマウントによって、ニコンやキヤノンなどのカメラレンズにも対応する見込みです。
 
つまりスマートフォンといいつつも、むしろスマホサイズの一眼レフカメラを目指しているといっていいかも知れません。
 
実際にHydrogen Oneを手に取ったThe VergeやCNETの記者によれば、同モデルは非常に大きく、がっしりとしたケースを装着したiPhone8 Plusよりも大きいとのことです。

リアルタイムで自分と相手をホログラム表示する「ホロチャット」

もうひとつの特徴である4ビューは、新しいスクリーン技術により、画像がホログラムのように浮かび上がって見えるもののようです。Hydrogen Oneを動かしたり傾けたりしても映像が崩れることはなかったそうです。
 
また4ビューを使った「ホロチャット」では、画面上に自分の顔としゃべっている相手の顔がリアルタイムでホログラム表示されるとのことです。

VerizonとAT&Tが取扱を発表

Hydrogen OneはAndroid、5.7インチディスプレイ、Micro SDカードスロットを搭載し、価格はアルミニウム製モデルが1,195ドル(約13.3万円)、チタニウム製モデルが1,595ドル(約17.7万円)で、8月頃の出荷開始とされています。
 
現時点ではVerizonとAT&Tが同スマートフォンの取扱を発表しています。
 
 
Source:The Verge,CNET,RED
(lunatic)

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この記事を書いた人

元某業界新聞社の記者。その後フリーライターとして各方面で執筆、英日翻訳家としての著書も多数。2014年から本メディアでライター、編集記者として活動中。アメリカ在住(現在は日本に滞在中)。iPhone使用歴は12年以上。

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