iPad ProとiPhone Xがディスプレイ賞を受賞

AppleのiPad ProとiPhone Xが、優れたディスプレイを搭載する製品に与えられる賞を授与されました。
受賞7製品中2つがApple製品に
Society for Information Display (SID) は、現地時間5月15日、20日〜25日の日程で米ロサンゼルスにおいて開催する世界最大規模のディスプレイ国際会議「Display Week 2018」の一環として、第23回Display Industry Awardの受賞製品を発表、AppleのiPad ProとiPhone Xがそれぞれ受賞したことがわかりました。
対象は2017年中に購入が可能となった製品で、3つのカテゴリーから合計7製品が選出されています。ディスプレイの専門家が、技術面、商業的成功面、さらに社会に与える影響といった視点から評価したものです。
iPad ProはProMotion採用の初の消費者向け製品
受賞したのは、2017年6月に発売された10.5インチおよび12.9インチのiPad Proで、最大で120Hzのリフレッシュレートが得られるProMotionテクノロジーの採用が高く評価されました。ディスプレイのリフレッシュレートをコンテンツの動きに合わせて24Hzから120Hzまで自動調整できる同技術を搭載したディスプレイは、一般的な消費者向け製品としては初、とSIDは述べています。
iPhone Xについては、5.8インチのSuper RetinaディスプレイがHDR 10とDolby Visionに対応していること、有機EL(OLED)の特性を活かし、高い色の再現精度、コントラスト比100万対1を実現していること、True Toneにより周囲の光に合わせて画面のホワイトバランスを調整可能な点などを評価しています。
Display Industry Award受賞7製品
以下がDisplay Industry Awardの受賞7製品です。
Displays of the Year:技術的に非常に革新的であり、優れた機能を持つディスプレイ商品。
- Apple iPad Pro
- シャープ 70インチ8K LCD TV
Display Components of the Year:ディスプレイ性能を大幅に向上させた新しい部品。
- Continental Automotive 3D Touch Surface
- Kolon Industries Colorless Polyimide (CPI)
- Synaptics Optical In-Display Fingerprint Sensor
Display Applications of the Year: 最新の、優れたディスプレイのアプリケーションが対象。ディスプレイそのものは新しい製品である必要はない。
- Apple iPhone X
- LG Display UHD Crystal Sound OLED