60代のスマホ所有率、初めて5割を超える モバイル社会研究所調べ

モバイル社会研究所は4月24日、シニアのスマートフォン所有状況に関する調査結果を公表しました。60代のスマートフォン所有率は5割超えとなり、2015年の調査開始以来、初めてフィーチャーフォンの所有率を上回っています。
60代の56%がスマホを所有
調査は2018年1月、関東の1都6県に住む60〜79歳の男女510人を対象に実施されました。
調査の結果、60代のスマホ所有率は56%となり、2015年からの調査開始以来、初めてフィーチャーフォンの所有率を上回ったことがわかりました。また70代のスマホ所有率も、前回調査時の21%から31%まで上昇しています。
60代の多くはスマホとPCを所有
スマホやフィーチャーフォンと合わせて、パソコンの保有状況も確認しました。
60代男性は、スマホ・パソコンの両方を所有する人が36%と最も多くなっています。70代男性は、フィーチャーフォンのみ、フィーチャーフォンとPC、スマホとPCがそれぞれ約20%でした。
また60代の女性も、スマートフォンとパソコンを所有する人が多数派で36%となっています。しかし70代の女性は、フィーチャーフォンのみを所有する人が46%と最も多くなっていました。
ドコモやソフトバンクはシニア向けプランを展開
シニア向けのスマホプランに関しては、NTTドコモが「シニアはじめてスマホ割」、ソフトバンクが「ブループラン キッズ・シニア割引」を実施しています。
なおKDDIも55歳以上が加入できる「シニアプラン」を実施していましたが、2018年1月31日をもって新規受付を終了しており、現時点ではシニア専用のプランはありません。
Source:モバイル社会研究所
Photo:photo AC-acworks
(kotobaya)