6歳以下の子どものうち、4人に1人がスマートフォンを所有〜英調査

子供 フリー素材 flickr

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もはや存在しない生活が考えられないくらい、我々の日常に浸透しているスマートフォンですが、子どもにとっても必需品となりつつあるようです。イギリスで行われた調査によると、6歳以下の児童のうち4人に1人がスマートフォンを所有していることが分かりました。

理想の年齢よりもかなり前倒しに

6歳以下の児童のうち、4人に1人がスマートフォンを所有しているという事実は、所有し始める「理想の年齢」が11歳だ、と親の間で考えられているとする調査を思うと、随分と早い所持です。
 
また、所有している児童の中で、約半数が1週間に最大で21時間(1日平均3時間)の利用を行っていることも分かりました。他にも調査では、4人に3人以上の親が、子どもに持たせる最初の端末を500ポンド(約75,000円)以下にしており、3人に2人の親が、月に支払う上限額を特に決めていないことも明らかとなりました。
 
ちなみに、最も人気の端末はSamsungで、次点がAppleだそうです。

大半の親がスマホを与えて放置

調査を行ったmusicMagpieのリーアム・ハウリー氏は「スマートフォンは、我々が所有するテクノロジーにおいて最も重要な存在へとなっている」と語り、たとえ子どもでもテクノロジーと完全に遮断されることは難しい、と指摘します。「我々を友達と繋げ、身の回りの世界をアップデートさせ続けてくれる。そして、(日常における)最大の瞬間を切り取ることを可能にしてくれる」
 
しかし、分別のつかない子どもがスマートフォンを何の制限もなく使用することは、必ずしも正しい結果を招くとは限りません。調査チームは、多くの親が子どものスマートフォン使用になんの制限も設けていないことも示しています。例えば、10人に8人の親が子どもに利用時間の制限を設けていないことや、電話やメールしか利用できないといったデータ制限機能を、4人に3人の親が設定していないことも調査では分かりました。
 
なお、AppleのiOS製品では、ペアレンタル・コントロールと呼ばれる機能制限オプション(設定>一般>機能制限)が利用できます。さらに年明けに開催された株主総会で同機能のさらなる改善を約束したように、保護者向け機能を特集したページ「ファミリー」を公開して子どもを守るための機能を紹介しています。
 
 
Source:The Independent
Photo:Flickr-woodleywonderworks
(kihachi)

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この記事を書いた人

丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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