スマートスピーカー所有者の66%、自宅でスマートフォンを使う頻度が低下

HomePod

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アクセンチュアが実施した「2018年デジタル消費者調査」によると、スマートスピーカーを所有する66%のユーザーは以前と比べてスマートフォンを使う頻度が低下していることがわかりました。また94%のユーザーは、スマートスピーカーに対して「非常に満足している・満足している」と回答しています。

需要が高まるスマートスピーカー

本調査は世界19カ国の14歳〜65歳の消費者21,000人を対象に、2017年10月〜11月にかけて実施されました。
 
調査においては、全回答者の63%が「すでにスマートスピーカーを使用している」もしくは「関心を持っている」と回答しており、スマートスピーカーに関する需要は非常に高まっているようです。
 
スマートスピーカーの所有率は2018年末までに前年比の2倍以上に上昇すると見られています。国別で見ると、インドでは39%、米国では37%、ブラジルでは34%、中国では33%と全体の3分の1以上に達すると予想されていますが、日本は16%程度にとどまる見込みとなっています。

スマートスピーカーがスマホの立場を奪う?

スマートスピーカーを所有するユーザーの66%は「家庭でスマートフォンを使う頻度が低下した」と回答しています。
 
さらに、64%は「エンターテインメント用にスマートフォンを利用する頻度が低下した」と回答、「オンラインショッピングや通常の情報検索のためにスマートフォンを利用する回数が減った」と回答したユーザーはそれぞれ58%、56%と過半数を占めました。
 
また、スマートスピーカーユーザーの94%が、製品に対して「満足している」または「非常に満足している」と回答しており、消費者のニーズを満たしていることがわかります。

HomePodにも期待が高まる

米メディアVoicebotが2018年1月にアメリカの成人を対象に実施した調査では、スマートスピーカーのシェアはAmazonのEchoが35.8%、Echo Dotが32.3%、Google Home Miniが9%、Google Homeが8.7%となっています。
 
Appleはスマートスピーカーに関しては他社よりも遅れをとっていますが、同調査で2018年中にスマートスピーカーを買う予定と回答した26%の人は「AppleのHomePodを購入したい」と回答していることから、2018年のスマートスピーカー出荷台数は、HomePodのシェアが26%程度まで上昇すると予想されています。
 
 
Source:アクセンチュア
Photo:Edge of Tech
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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