ワンセグ携帯ユーザーは「NHKと契約交わす義務ある」〜東京高裁

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テレビ放送を視聴できるワンセグ携帯を持っていたら、NHKと受信契約を交わす義務はあるのかという問題で、東京高裁は26日、「義務がある」との判決を下しました。

地裁の判決を取り消し

一般的には、テレビ放送の視聴にはテレビが必要です。しかし、ワンセグ携帯やネット視聴が台頭するにつれ、テレビを持たないという世帯も増えてきています。それでは、テレビを持たない世帯に対し、NHKは受信契約を結ぶことができないのでしょうか。
 
今回、東京高裁で下された判決では、ワンセグ携帯の所有は「携帯型受信機の携行」であり「受信設備の設置」に当たるとして、たとえワンセグを利用してなくとも、NHKとの契約義務があるとの判断が示されました。この判決によって、一審であるさいたま地裁の「義務なし」とする判決は取り消されました。
 
なお、2017年末に示された最高裁の「テレビを設置していれば、受信契約を結ぶ義務がある」という判断も、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」とする放送法(義務規定)は憲法違反ではない、という考えに基づいています。

将来的にはiPhoneも?

現在、iPhoneにワンセグ機能は搭載されておらず、今回の判決の対象とはなりません。
 
しかし、ワンセグ携帯の所有が「受信設備の設置」に当たるとすれば、将来的にはNHKのネット配信が始まった場合、インターネットに接続できるデバイスを持っているユーザーは「受信設備を設置している」とみなされる可能性は大いにあります。
 
 
Source:朝日新聞[1][2]
(kihachi)

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丸みを帯びたiPhone3GSの筐体に惚れ込み、Apple信者を誓ったのも今は昔。2014年から始めたライター業がきっかけで、気づけばXiaomiやHuaweiなど中華スマホにも手を出す浮気症に。

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