固定電話が自宅にない中高生の23.8%、「固定電話を使ったことがない」と回答

スマートフォン操作する女性

スマートフォン操作する女性
 
MMD研究所とテスティーは3月26日、「中高生のデバイスの利用に関する調査」の結果を公表しました。本調査は12歳から18歳のスマートフォンを所有する中高生の男女1,104人を対象に、スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を使って実施されています。

固定電話が自宅にない中高生の23.8%、固定電話の利用経験なし

初めに、自宅にある端末の種類について聞いたところ、最も多かったのが「固定電話(74.1%)」、次いで「ノートPC(57.1%)」、「デスクトップPC(43.2%)」でした。
 
自宅にある端末
 
一方で、最近はスマートフォンの普及により、固定電話を引かない自宅も増えています。「自宅に固定電話がない」と回答したのは286人で、さらに固定電話の利用経験については、23.8%が「使ったことがない」と回答しています。
 
固定電話の利用経験
 
近年続々と登場しているスマートスピーカーの所有率に関しては、9.5%でした。所有しているスマートスピーカーは、最も多かったのが「Google Home(21.0%)」、次いで「Amazon Echo(14.3%)」、「Clova WAVE(10.5%)」でした。
 
スマートスピーカーの種類

保護者との連絡手段はLINEがメイン

スマートフォンで保護者と連絡を取る際の手段については、84.6%がLINE(トーク)、57.3%がLINE(電話)と回答しており、メールやスマートフォンの電話機能に関しては50%以下となっています。
スマートフォンで保護者と連絡を取る際の手段

スマホを操作する時のシーン

自宅にいる時のスマートフォンを操作するシーンについては、「自分の部屋で1人の時に(85.8%)」が最も多かったのですが、トイレに入っている時(31.1%)、お風呂に入っている時(23.7%)、食事中(19.0%)など、常にスマホを手放せない人も増えているようです。
 
スマートフォンを操作するシーン
 
また、「家族と一緒にいる時にスマートフォンを操作している」と回答した695人を対象に、家族との会話について聞いたところ、「画面を見て操作しながら、会話もする(操作がメイン)」が58.6%と最も多く、次いで「各々が好きに過ごしているので、会話はない」が26.9%、「スマートフォンで見た情報を元に、会話をする(会話がメイン)」が14.5%でした。
 
スマートフォンを操作する時の家族との会話

中高生のPC利用用途について

「PCを持っている」と回答した中高生392人に、PCの利用用途について聞いたところ、中学生・高校生ともに「ネット検索」が57.1%と最も多く、「動画視聴」や「Word・Excelの使用」「ゲームをする」も上位になっていました。
 
PCの利用用途
 
また、PCを利用してできることを聞いたところ、中高生ともに「WordやExcelを使う」「音楽をモバイル端末にコピーする」「スマートフォンのデータを同期する」といったことが上位にランクインしていました。
 
PCを利用してできること
 
なお、中学生でPCを利用している人は、高校生と比べて「画像や動画の加工」「ホームページを作る」「プログラミングをする」といったクリエイティブな作業をできる人が多いことがわかります。
 
 
Source:MMD研究所
Photo:flickr-Dick Thomas Johnson
(kotobaya)

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この記事を書いた人

2016年より専業Webライターとして活動。iPhone使用歴は11年以上。iPad、MacBook Pro、Apple Watch、AirPods Pro、AirTagなどApple製品を愛用。

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