イベントでの発表に関係か?Apple、Apple Pencil関連の特許を取得

Apple Pencil

Apple Pencil
 
Appleは現地時間3月20日、次世代Apple Pencilに活用される可能性のある技術をはじめとする49件の特許を取得しました。3月27日のイベントの公式イメージがApple Pencilを連想させるデザインだけに、Apple Pencil関連の発表に期待が高まります。

Apple Pencil関連の発表を期待させるイベントの公式イメージ

Appleは現地時間3月27日、教育を主なテーマとして開催するスペシャルイベント「Let’s take a field trip.」をシカゴ市郊外の公立学校で開催します。
 
Let’s take a field trip.
 
同イベントの公式イメージに描かれている一筆書きのAppleロゴから、Apple Pencil関係の発表があるのではないか、と予測されています。

Apple Pencil発売より2年前、ヨーロッパで申請された特許

Appleが3月20日付けで取得した、「インテリジェント・スタイラス」と題された特許は、Apple Pencilが今後、進化する方向性を示していると考えられます。
 
特許が申請されたのは、Apple Pencilが発売された2015年から2年前の2013年のことです。特許は、Appleの動向に目を光らせるメディアの目を避けるかのように、アメリカではなくヨーロッパで申請されていました。
 
Apple Pencil 特許
 
特許申請書には、先端部分にかかる圧力の強さや、傾きによって線の太さを変化させる、Apple Pencilで実現している機能について具体的な説明があります。

現在のApple Pencilにはない機能も

一方特許申請書には、現在のApple Pencilでは実現していない機能についても記述が見られます。
 
例えば、内蔵したカメラでバーコードなどを読み取らせる機能や、先端を交換することで筆を変えたような効果を出す機能は、現在のApple Pencilには盛り込まれていません。
 
Apple Pencil 特許
 
また、ペンに内蔵したモーションセンサーでユーザー独自の動きを検知させてパスワードとして使う機能は、指紋認証や顔認証に続く、新たな認証方式としての可能性を感じさせます。
 
Apple Pencil 特許

 
Appleは、このほかにもApple Pencilを磁石でiPad本体に固定できる技術や、Apple Pencilを指揮者のタクトのように動かすだけで操作できる技術の特許を申請しています。
 
Apple Pencilは現在、iPad Proでしか使えませんが、iPhoneでもApple Pencilを使用可能にすることを想定していると思われる特許が申請されていることもわかっています。

 
 
Source:Patently Apple (1), (2)
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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