Apple、画面表示のキーボードでリアルな打鍵感を再現する特許を申請

Appleが、ディスプレイにキーボードを表示し、本物のキーボードをタイプした時のような打鍵感を再現する技術の特許を申請していたことがわかりました。将来のMacBookやiPad Proに採用されるかもしれません。
ディスプレイのキーボードは打鍵感がないのが難点
先日、Appleが2枚のディスプレイを組み合わせた、未来のMacBookやiPad Proに採用されるかもしれない機器の特許を取得したことをご紹介しました。
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間3月15日に公開したAppleの特許申請には、画面に表示されたキーボードで、本物のキーをタイプした時のような感触を再現する技術について記されています。
ディスプレイをキーボードとして使う製品は、LenovoのYoga Bookなどが発売されています。しかし、ディスプレイに表示したキーをタイプしても、指にキーを押した時の反応がないので、うまくタイプできないという方も少なくありません。
Appleが申請したこの特許技術を使えば、ディスプレイをキーボードとして実用的に使えるかもしれません。
ディスプレイのキーボードに触感フィードバック機能を搭載
Appleの特許申請書類には、キーを表示したディスプレイをタイプすると、表面が少し沈み、iPhoneの3D Touchの振動を再現する触感フィードバックによって、本物のキーをタイプしたような感触を再現する複数の手法について説明があります。
Appleは、2017年8月31日にこの特許を申請しています。
画面の表示内容を変えてトラックパッドとしても使用可能
同じ特許申請書には、表示内容を自由に変えられるタッチディスプレイの特性を活かして、画面をトラックパッドとして使い、音楽の操作などに活用する方法も記載されています。
このほか、iPad Pro用のSmart Keyboardを思わせる図解も含まれています。
Source:Patently Apple
Photo:USPTO, YouTube(Lenovo)
(hato)