Appleが5位から29位に転落、企業イメージ消費者調査

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アメリカの市場調査会社Harris Pollが実施した「よく目にする企業」企業イメージ消費者調査で、Appleの順位が前年の5位から29位に低下しました。Googleも大きく順位を下げています。1位は、3年連続でAmazonでした。

全米25,800人を対象に調査

Harris Pollの「よく目にする企業」イメージ調査は1999年から実施されており、今年は2017年12月11日から2018年1月12日にかけて、全米の成人25,800人を対象に実施されています。
 
HarrisPoll
 
調査は、「製品とサービス」「感情へのアピール」「労働環境」「財務的パフォーマンス」「ビジョンとリーダーシップ」「社会的責任」の6つに分類される項目についてのアンケートをもとに集計されています。

理由は「消費者の関心を引きつけるような製品を出していない」

調査結果で、Appleは前年の5位から29位へ、Googleは8位から28位へと、ともに大きく順位を下げています。
 
テクノロジー業界を代表する2社の順位低下について、Harris Pollの最高経営責任者(CEO)ジョン・ジャジーマ氏は、Reutersに対して「GoogleのGoogle DocsやGoogleマップ、AppleのiPod、iPhone、iPadのような、消費者の関心を引きつける製品を以前ほど発表していないためではないか」と述べています。
 
なおHarris Pollの調査では、報道などで悪いニュースを目にすることの多い企業もランキング入りしています。エアバッグ問題での事故が特にアメリカで大々的に報じられた、自動車部品メーカーのタカタが100位に入っています。

 
HarrisPoll 2018
 
Appleは、2018年1月に市場調査会社Morning Consultが結果を発表した調査と、ビジネス誌Fast Companyが2月に結果を発表した「最も革新的な企業」の調査で、ともに1位に輝いています。

 
 
Source:Harris Poll via Reuters
(hato)

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この記事を書いた人

2013年からライター&編集担当として活動。2007年、駐在中のシリコンバレーで発売直後の初代iPhoneに触れて惚れ込む。iPhone歴は3GS→5s→6 Plus→7 Plus→XS Max→12 Pro Max→14 Pro。

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