Apple、イランからのApp Storeへのアクセスを禁止
App Storeを訪問できなくなったとイランのユーザーから報告が寄せられ、Appleが同国からのアクセスを禁止した可能性が浮上しています。
米国の経済制裁の一環か
米メディアBleepingComputerによると、グリニッジ標準時で15日正午に、イランからのApp Storeへのアクセスが禁止されたとのことです。
イラン国内のユーザーは、App Storeの訪問およびアプリのアップデートができなくなったと伝えられています。
イランのセキュリティ研究者メイサム・フィルージ氏(@R00tkitSMM)は、これをIPアドレスをもとにしたアクセス禁止と分析しています。仮想プライベートネットワーク(VPN)を使用して他の国からのアクセスしたかのように装うと、同氏のアカウントにイラン関連の詳細が掲載されているにも関わらず、無事App Storeを訪問することができたそうです。
Appleは、2017年8月にイランを拠点とする開発者によって作られたすべてのアプリをApp Storeから削除したことで知られていますが、米国による経済制裁の一環ではないかとみられています。
イラン情報省の大臣は、イラン製アプリの禁止は、同国の経済とテック産業にさほど影響をもたらさないとコメントしており、The New York Timesによれば、イランの携帯電話市場に占めるAppleのシェアはわずか11%です。
Source:BleepingComputer via The Verge
(lexi)