Apple、フィンランド企業と紙パッケージのサプライヤー契約を締結

    iPhone X

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    Appleは、パッケージに使用するプラスチック量を減らす試みを行なっていますが、先週公開された資料から、フィンランドの紙メーカーStora Ensoと新たにサプライヤー契約を結んだことが明らかになっています。

    一度は非難されたAppleが良きパートナーに?

    当時のフィンランド首相は以前、米メディアに対して、Appleはフィンランドの主要産業の2つを台無しにした、とApple製品を非難するコメントを発表しています。
     
    AppleのiPhoneは、フィンランドの携帯電話メーカーNokiaを打ち砕き、iPadが新聞などに取って代わったことから製紙業をだめにした、と不満を語ったアレクサンデル・ストゥブ元首相でしたが、製紙業の方はそれから順調な回復を見せており、国内2大企業のひとつのStora Ensoの株価は2014年以来150%上昇しています。
     
    そして今回、Stora EnsoがAppleサプライヤーの仲間入りを果たしていたことがわかりました。一度は非難されたAppleですが、フィンランドとは良きパートナーになったようです。
     
    Apppleは、iPhone7のパッケージで84%プラスチック使用量を減らし、iPhone8では充電アダプターの包みに、ポリプロピレンではなく繊維素材を選択しています。
     
    Stora EnsoはAppleサプライヤーになることで、四半期あたり7,500万台出荷されるiPhoneのパッケージ供給を担うことになります。
     
    どのサプライヤーがStora Ensoに取って代わられたのかは不明であり、また同社が以前Appleと契約を結んだことがあるかどうかもわかっていません。いずれにしても今回の契約の規模がかなり大きなものであるのは間違いなさそうです。ただしAppleのトップサプライヤーリストには、Shenzhen YUTO Packaging Technologyが今も名を連ねていま
     
     
    Source:Bloomberg
    (lexi)

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    この記事を書いた人

    ARラボ出身の猫愛好家。往年のMacユーザーで、iPhone使用歴は10年以上。

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